【7th】ティール組織と日本☆組織は生命体だ!
こんにちは^^石井です♪
最近、ビジネス雑誌でよく見るワードに「ティール組織」という言葉があります。
なんじゃそれは?と思ったので、調べてみました♪
※日本語版のwikipediaで「ティール組織」がまだ無いっ!!
近いうちにできそうですね☆
ということで、こちらのサイトにて、わかりやすく解説されています。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/35603
・Red(レッド)組織:個人の力で支配的にマネジメント
・Amber(琥珀)組織:役割を厳格に全う
・Orange(オレンジ)組織:ヒエラルキーは存在するが、成果を出せば昇進可能
・Green(グリーン)組織:主体性が発揮しやすく多様性が認められる
・Teal(ティール/青緑)組織:組織を1つの生命体としてとらえる
要は、上下関係がない組織のことで、メンバー全員が独自のルールや仕組みを工夫する組織のことですね。
※ピーター・ティールと関係があると思っていた方、いませんか?ボクだけだったら恥ずかしいです※
組織論というのは、ある意味国家論にも通じるところがあり、非常に面白いなと思います。
ボクは大学時代に国際関係を専攻しておりましたが、「群れ」を成す人間の本能がひとつの「共同体」「組織」を形成する意識・文化は、まさに国民国家の成立と近しい原理があるように感じます。
この辺はベネディクト・アンダーソンの「想像の共同体」などを思い出します^^
さて、今回はビジネス的な意味での「組織」です。
SMBCマネジメント特集「ティール組織」によるマネジメント革命 によれば、「階層がなく自律的・有機的に進化する次世代の組織」がティール組織であるとのこと。
特徴は3つあるとのことです。どれもなるほどと思うことばかりです。
①自主経営:階層やコンセンサスに頼ることなく、同僚との関係性の中で働く
②全体性:誰もが本来の自分で職場に来ることができ、同僚・組織・社会との一体感を持てる
③存在目的:組織全体が何のために存在し、将来どの方向に向かうのを常に追求し続ける姿勢を持つ
自主経営に関しては、「上の指示を待つ」みたいのが無いということです。
海外で聞いたことある冗談があります。
あるラーメンにハエが入っていた時のお店への対応について、日本人はFAXで上司に判断を仰ぐというジョークです。(笑)
そのくらい上への判断が大切な文化なのです。(良い悪いではなく文化の話ですね♪)
ただし、ティール組織では、肩書や役職でパワーを持たせてヒエラルキー化するのではなく、全員が役割分担をするのが特徴的です。
2番目の全体性についても大事だなと思います。
どんなに能力の高い組織であっても、社員ひとりひとりが機械のように(いや、死んだ魚の目をしながら働く歯車のように)仕事をしていたところで、働き方改革のような別の課題を生み出します。
人は機械ではなく感情をもつ生き物ですからね^^
感情をオープンにして仕事するのがこの「全体性」において重要視されているポイントです。
3番目の存在目的。これは肝ですよね。
自分たちの会社がそもそも何の役に立っているのか、どんな方向に向かっているのかを、社長だけでなく社員全員で考える。全員がそんなことを考えている職場、想像するだけで生き生きとした組織ですよね。逆に社員がそれぞれ別の方向に向かっていてはエネルギーが分散されてしまい、非生産的でもったいないです。
日本の文化、つまり「和」「農耕民族」「協調性」的な話を始めると、長くなってしまいそうなのでまたの機会にするとして、いま日本でティール組織が大事になってきている背景として挙げられる理由としては、インターネットの発達と少子高齢化があるでしょう。
インターネットの普及によって様々な仕事が生まれ、様々なルートで繋がる今の時代、ガチガチのピラミッド型の組織で人材を囲い込むのはどうしても限界があるでしょう。オンラインサロンやコミュニティビジネス、シェアリングやサブスクリプションが今はやっているのも、そういった時代の潮流があるからだと思います。
また、少子高齢化によって従来の日本の終身雇用・年功序列・家父長制といったものが崩壊してきています。
新しい組織構造として、ティール組織が表舞台に出るのもうなづけますよね。
ということで、今後もティール組織に注目!!
組織論はこういった国の文化とも関係があるので面白いですね♪
ではでは失敬~^^
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