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孔子「論語」では、15にして学問に志し、30にして自分の基礎を確立した=独立した、とあります。ボクも孔子の如く、30にして独立するべく、日々経営系のトピックを投稿していきます☆ ✅noteもやってます⇒https://note.com/garnetryo

【15th】コロナと経済、そして倫理

久しくなってしまいました♪
石井亮です☆

 

最近はコロナウィルスの影響がますますすごいですね☆


昨日も小池都知事の臨時会見!
ニュースもそればっかりです(><);;

 

東京オリンピックも延期になってしまい、色々と大変な思いをされている方や企業が多いと思います。

はやく収束することを期待しつつ、できることを最大限やっていきます☆

 

Corona Virus 2020. Wuhan virus disease,  virus infections prevention methods infographics. Infographic, Logo, symbol & how to prevent.

 


さて、そんな今回は、コロナウィルスと経済について考えてみたいなと思います♬
(一応、経営・経済のブログなので...笑)

 

街中を歩いていて、「経済は生き物」「経済は需要と供給」という点が非常にわかりやすいなと思いました。


経済も人と似ていて、血のめぐりが大事です。カネが動いて、ヒトが動いて、モノが動いて、すべてが健康に巡っていることが最高な状態なわけですね(^^)


ついでに、感情によって動くのでこれまた難しい。
期待や不安によって経済は大きく左右されます。

 

 

ということで、ダラ~と思ったこと書きつらねてみます。笑

 


まず、一斉休校や在宅勤務が多くなりましたよね。
ヒトとモノが動かなくなると、例えば新宿で出歩く人が減りますよね。

 

普段なら沢山ヒトがいたので、モノの値段は高くても売れますが、ヒトが減るとモノの値段を下げたり、供給量を減らす必要が出てきます。


店によっては売上げが通常の6割〜8割減という異常事態らしいです。
実際、渋谷では567(コロナ)割りといって飲み放題を安くしてました笑

 

すると、お店側としては、人件費を削ったり、工場での生産量を減らしたりします。

 

給料が減ると、ぼくらは消費活動をさらに減らします。
工場もオーダーが減ると、部品供給を減らします。輸出入が減り、貿易活動も収縮します。

 

全体的に何が起きるかというかというと、カネの動きがよどんでくるわけですね。
リーマンショック以上の経済危機が起きてもおかしくないんじゃないかなと思います^^

 

 

また、このコロナショックで大事なのは、経済活動の収縮化に伴い、倫理や道徳も問われるという点ではないでしょうか☆


経済には川上があれば川下がありますよね。
工場でつくった製品を、会社が買って、会社が消費者に売る、というパターンとかです。
もっと身近でいえば、海で釣った魚を、市場で売って、消費者が買う、というパターンですね。

 

さて、リモートワークが流行り始めていますが、どこの階層までが可能なのか考えてみると、マクロな観点が大事だなということがわかります♬

 

例えば、ある製品の売上予測を考える会社はすぐにリモートワークができるわけですが、では、ボクらがいっているスーパーに、魚やパンを提供する仕事がリモートワークで可能なのかどうか、という問いが来ます。

無理ですよね笑

 

在宅勤務の方々が食べている備蓄の食料は、いったいどこのどなたが近くのスーパーまで持ってきたんでしょうか。
スーパーであなたのお金を受け取って食品を提供してる店員さんは?
みんなロボットでしょうか?

 

在宅勤務で裕福に暮らせる方が「みんな家にいろよ~」といったところで、その人は一歩も外と交わらずに、自給自足の生命活動ができるのでしょうか。

 

これは極めて難しい問題だと思うんですね。

 

お金をもらっている以上、どこかからお金が出ています。
お金を出しているところも、どこからかお金をもらっています。
お金と交換されるのは、モノかヒト(労働力)です。
モノとヒトが減っていくと、破壊的な負のスパイラルの始まりです。

 

同時に、体を使って仕事をする方々の中には、決して裕福に暮らしているわけではない方々もいるはずです。

 

親の介護のお金の為、大切な方を養う為、女手一つで育てている子供の為に、日中は建設現場や事務職で働いて、夜はスーパーで夜勤をやっている方もいると思います。


では、彼らは外出自粛を行って、貰えるお金を減らして、大切な方の命を疎かにしなければならないのでしょうか。極端の言い方をすれば、見ず知らずの方の命の為に、です。

 

少々大げさなたとえですが、こういった倫理問題も露呈するのが今回のコロナウィルスだと思います。
カネの動きが淀むと、その血流の悪さからほかのめぐりも悪くなり、どこか体の調子が悪くなってしまうんですね。
最初に悪くなるのは、やはり免疫力が弱まっている部分です。
この日本社会でいえば、それは社会経済的な弱者、貧困層です。

 

体も健康を失ってはじめて不健康を知ります。
国家の非常時にこそ、格差はむき出しになります。

 

仕事を失うだけで、貯金があればまだいいかもしれません。
しかし、貯金が無い状態で、さらに病院の受診が必要になった場合、どうなるでしょうか。
先日、トランプ大統領が最大500億ドルの予算を検査や治療の拡充に充てると発表しましたが、日本も他人事ではないわけですね。日本も雇用調整助成金の拡大が厚労省から発表されていますが、「国の動きが遅い遅い」としか言わない方は、一回国がいま何を揉んでいるのか真剣に調べてみるのも良いと思います^^(ぼくも勉強不足です笑)

 

国だって、「いつ封鎖か?」「都知事!封鎖できません!」なんていう踊る大捜査線的なスリリングな展開を楽しみたいわけじゃないですよね。笑
色々ともみもみしなくてはならないことだらけなのです。

 

勿論、人命が最優先です。爆発的な感染を阻止することが一番大事です。そんなことは小学生でもわかります。


ただし、「国や東京都、はやく封鎖命令だせよ~」という正しそうな意見を翳したところで、その方々は涼しい顔して批判できるくらいの余裕があるでしょうが、果たしてほかの方々のことも面倒を見る力があるのでしょうか。

 

いうならば、
「おれのお金で困っている人助けるから、東京都封鎖しませんか」
の方がよっぽどフェアな意見です。


SNSで適当な発言している人は責任もクソもない。

机上の空論でしかありません。

 

ヒトもそうであれば、会社もしかり。
潤沢な資本金のない中小企業が、「在宅勤務にしなさい」の一声ですぐに対応できるでしょうか。

家にPCない社員の為にPCを購入しなければなりません。通信費は?光熱費は...?
取引先との通信手段は?家で会社のサーバー入る際のセキュリティ対策は...?

 

大企業ならぱっと出せるお金、果たして全法人にあるでしょうか。
大企業なら、オリンピックの為に準備していたリモートワークのシステムをすぐに適用できるかもしれませんが、そうでない企業は今から始めます。時間もお金もかかります。
それで「遅い」「うちの会社は」と嘆いている方は、経営層と一緒に考えてみたら良いと思います笑 ひょっとしたら、その人を解雇せねば存続できないレベルかもしれません;;

今日、電車に乗っていた目の前の方は「どこからお金を集めよう」と、毎日頭を抱えているある会社の経営者なのかもしれません。


カネとヒトとモノで経済は成り立つ。
ヒトに感情がある以上、その巡りに綻びが生まれると、必ずそこにはヒトの倫理が絡んでくることがよく分かります。

 

今、あなたはある無人島に合計30人で住んでいるとします。あなたはたまたま実のなる木ときれいな小川のある山に住んでいる。食料は安心です。しかし、山のふもとでは、そんな山登りはとてもじゃないが体力的に不可能な29人の高齢者がいる。はやく栄養を与えないと死んでしまうかもしれない。


そんな状態で果たしてあなたは「この山をはやく封鎖しろ!」といえるのどうか。

一体どれだけの人間がふもとまで下りて一緒に解決策を模索するのか、それが問われているのではないでしょうか。

 

あくまで、あるひとつの切り口から見た時の考え方ですが、経済的かつ倫理的な視点のものの考え方とはそういうことかなと思います。

 

world Corona virus attack concept. world/earth put mask to fight against Corona virus. Concept of fight against virus, danger and public health risk disease.Many Virus attack isolated on green

 

 

また、これは世界的の格差社会を露見しているとも言えます。


発生源は中国とされており、武漢の市場が汚いからだ!」と批判するのは誰でもできます。
しかし、実際、メイドインチャイナの安い商品を一度も買ったことがない人はいますでしょうか。

今回のウィルス感染の拡大は、先進国が後進国に安い労働力を押し付け、良い思いをしていた代償でもあるように、ボクは思います。

 

ボクは、今の日本で騒がれているコロナショックの先に、必ず大きな倫理問題が露わになると思っています。
「持てる人」と「持たざる人」の格差、それに気付くいい機会なのかもしれません。

 

(ただし、株価が一気に下がって一番富が減るのは投資家たちです。富の再分配が行われたのも皮肉な事実かもしれませんが、かなり一時的なことですね。。。)

 

最後に、結局、今ボクたちができることは、ウィルスからもお金も、自分の身は自分で守ること、そして最大限お互いが支えあうこと。

それが一番大事だなと思います♪

 

大切な本質を見失わないよう、この危機をみんなで乗り越えたいですね。
こんな時の為にも、さっとお金をたくさん出せる人間でありたいと思いました♬

 

長くなりましたが、今回はこれで♪
ではでは!!

 

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