【25th】Salesforce⇒Slack買収から学ぶ:握手か殴り合いか―競争が加速するIT業界への『波』を考えてみる。
こんにちは、石井亮です。
つい2日前、ビッグなニュースがやってきましたねっ!!
そう、ビジネス向けコミュニケーションツールで有名なあのSlackを、
Salesforceが買収することが決まったのです!!
買収額は277億ドル(約2兆8900億円)!!!
ひょぇ~~!!!
ということで、お久しぶりにテック系のニュース!!
Slack、皆さんも一度は使ったことがあるのではないでしょうか♪
複数人の間でチャットしつつもスレッド形式で投稿できるポイントが、個人的には一番お気に入りですね(低レベルなポイントかもですがw)
ラインのグループでは「リプライする」と一番下にピコッって出てきますが、Slackに慣れるとあれが面倒くさくなります笑
Slackでは過去のメッセージに対してスレッド=枝分かれさせていくことができるので、それぞれの投稿に対して物事が前進しているのか止まっているのかすぐに分かるのです♪♪
ビジネスなどの分野では大事な要素ですよね^^
個人的なイメージ、「ライン×gmailのスレッド機能」みたいなところですかね!(^^)!
今回、そのSlackを買収したのはセールスフォース・ドットコムです。
Salesforceも僕は営業やっていたころに使っていたことがあるのですが、とても便利です!!
まず、PCでもスマホでもどこでもワンクリックで開けるところがGOODです。
いわゆるSaaS(Software as a Service)の先駆けであり、インターネットさえあればいつでもどこからでもアクセスできます。
では、そのSalesforceって何なの?って話ですが、
営業支援(SFA)と顧客対応(CRM)
ができるのが主な機能ですね☆
(ムムッ!?)
カンタンに言うと、
SFAは、営業マンをお助けするツールで、
CRMは、顧客情報をお助けするツールでしょうかね^^
実際、僕が使っていたSFAの要素として、営業活動の報告の効率化があげられます。
たとえば、営業マンは交通費や外出時間などの変動がつきものですよね。
そういった場合に、従来のエクセルなどでいちいち
12/1 10:00-19:00@会社⇔渋谷 ○○商店で○○の商談を~~
12/2 9:00-21:00@自宅⇔新宿 ○○センターで○○の挨拶を~~
12/3 8:00-23:00@会社⇔池袋 ○○農場で○○の交際費を~~
(○○が居酒屋っぽいのはきっと気のせいです^o^笑)
といったことを記入して、PDF化して、ハンコおして、総務にメールして~
なんてことしていたら、メンドウなのですっ!!
しかし!!
Salesforceでは、あらかじめ
日時や場所、使ったお金、その領収書を貼るスペースなど、
すべて記入欄が準備されているので、めっちゃ楽に登録できちゃいます♪
ポチっとすればあとは総務がそれを見るだけ!
なので、僕が営業やっていたころも大体月曜日に前の一週間の報連相や経費を記入する時間を設けていましたね☆
CRMも便利で、一度お客さんの情報を登録しておけば、
「おい、○○工務店って前にアポいったところだったか?」
「なあ、○○株式会社ってだれが前任者だったっけかな?」
「あ~~~~担当者の名前忘れたぜえあっははははあ~~!!まいっか」
なんてことがなくなるわけですっ!!
(※最後は勤務態度に問題あり)
もうちょっと真面目な話をすれば、
顧客情報を一元化できるので、どんな商品が売れているのかな?
等といった分析情報も一発でたたきだすことができますよね♪
また、請求書とかいちいちエクセルで作らなくても、
必要情報がSalesforce内に登録されていれば、あとはそこから勝手に引っ張ってきてくれるので、、、
なんということでしょ~~~(匠)
すぐにできあがっちゃうわけですね~☆
※だんだんうさんくさい回し者みたいに見えてきましたが、ステマでもなんでもないのでご安心を笑笑
ということで、ついつい長くなりました。
本題!!
今回のSalesforceのSlack買収合意の背景には、
Microsoftへの対抗が見えるというのが世間の見解ですね。
コロナ禍において、MSのTeamsが結構人気のようです。
実際、僕も今の会社でTeamsを使っていますが、特にMicrosoftのサービスを従来から使っているユーザーには使いやすいツールだと思いますね。
加えて、、、
Salesforceのような営業支援や顧客サポートができるMicrosoft Dynamicsとも連携できますし、
Zoomのようなビデオ機能もありますし、
Slackのようなチャットツールもあります。。。
そう、学校のクラスで一人はいる、
「イケメン、頭脳明晰、スポーツ万能!!」
のようなモテモテ男子の典型例なのです!!!
なんというっー!!!!!
キャッ~~~ちーむず君って格好いい~~~8888888☆💓☆💛☆
したがって、Zoom君やSlack君は、
パイが取られて嫉妬している、
というのがわかりやすい現状でしょうか。
ここでSlackとSalesforceが手を取り合ったのは、賢明な経営判断でもあるといえます。
また、Slackは今年に入って決算があまりよろしくなく、最近では約150億円の純損失を計上していました。ここにきてSalesforceとお互いの顧客を売り込みあうことで、更なるマーケットシェアの拡充が図れます。
Salesforceにとっては、チャットツールにChatterというのが一応ありましたがSlackほどのリーチはありませんでしたし、ほぼ普及せず失敗したといっても過言ではないでしょう(僕も使ったことありません笑)。
そんな中、Slackを手中に収めたのは大きな一手で、このクロスセルが吉と出るか凶と出るか見もののところです。
いざ、MSへの反撃開始っっ!!!
うりゃーーーーー!!!
といったところでしょうか。
で、
面白いのは、
この買収の本質をみるところです。
マクロな観点で言えば、これ何を意味しているかというと、
『営業=リアルからヴァーチャルに移行した』
ということではないでしょうか。
そもそもなんでこの時期にこの買収が起こったのかを因数分解してみると、
コロナ禍というタイミングにおいて、
もはや営業という職業はヴァーチャルに移行しつつあり、
その波にはやく、そしてうまく乗らなければ溺れ死んでしまうという、
IT業界の「焦り」の要素がみえてきます。
もはや、
コロナ禍においてだけ必要とされるツールではないことが証明されていますよね。
コロナのパンデミックがおさまったところで、
「使いやすかったから今後も使おう」
となることは目に見えています。
特に、営業という従来は対面でタスクが進行してきた職業において、
IT業界にとっては攻めも守りも大事な側面を持ちあわせている『波』になるわけです。
つまり、今まで以上にITツールの競争が加速するのは明白であり、
営業はじめ様々な職種がヴァーチャルの世界に溶けこみ始めます。
そんな時、たいていの企業はひとつのサービスで一元化したいと思うはずです。
チャットはこっち、ビデオはこっち、顧客管理はこっち、
なんてことは以前まではそんな支障ではなかったかもしれませんが、
今後は必ず障害になってくるからです。
「いつかでいいや」を「いまじゃなきゃ」に変えたのが、
コロナが与えた大きな社会的なインパクトの一つとも言えます。
導入時に使い始めたサービスが今後もキーになってくる以上、
売りてとしては今のうちに大きなパイを取る準備と作戦を始めなくてはなりません。
おそらく、これは営業にとどまらず、
様々な分野で似た事象が起きていくことでしょう。
本質は似ていて、
「リアルからヴァーチャルへの波に早く且つうまく乗れ」
という点だからだと、僕は思います。
ということで、
今まで以上に早くお互いの長所を補い合って、
大きな敵に打ち勝っていこう、という戦略が今テック業界を包み込んでおり、
手を握手に使うのか殴りあいに使うのかが問われている――。
ということなのだと思いますね♪
今後も、目がはなせなーい!(^^)!
それではまた~~☆
☆Twitterもやってます^o^
↓↓↓